TOKYO DOME LIVE REPORT
BON JOVI  ONE WILD NIGHT TOUR
BON JOVI
April 5th 2001 TOKYO DOME

 日本が一番美しい、心躍る季節にBON JOVIは桜と一緒に帰ってきた。サクラ咲き誇るTOKYOが、今回の日本最終公演である。
 昨年7月のワールドツアー初日もここ、東京ドームだった。今回の来日公演にあわせて
リリースされたベスト・アルバム「TOKYO ROAD〜ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ−ロック・トラックス」といい、BON JOVIにとって東京は”何か特別な場所”に違いない。
 昨年よりも更にシンプルなステージは、レンガブロック壁を模してストリートをイメージさせる。開演はほぼオンタイム、ステージに向かうエレベータ内のBON JOVIメンバーが横16mの巨大スクリーンに映し出される。ベルが鳴ってエレベータの扉が開き、BON JOVI登場。


1.ONE WILD NIGHT(CRUSH 2000)
 アップテンポの曲でスタート。いきなりBONJOVIの世界に入り込む。  ジョンは赤っぽいシャツにGジャン、グレーのパンツ。リッチ−の赤、水色、黄色のカラフルなパンツも印象的。

2.YOU GIVE LOVE A BAD NAME(SLIPPERY WHEN WET 1986)
 往年の名曲。曲の最後はファンの大合唱になった。会場のオーディエンスも、この夜は最後まで熱唱。

3.CAPTAIN CRUSH & THE BEAUTY QUEEN FROM MARS(CRUSH 2000)
 黒いギターを左右に振りながらジョンが「ゴキゲンな夜だね」と言ってニッコリ微笑む。 スクリーンにはカップルの映像。リッチ−とベースのヒューイもジョンに寄ってきて、競うように奏でる。

4.LIVIN' ON A PRAYER (SLIPPERY WHEN WET 1986)
 右足でステージを蹴りながらジョンのアカペラで始まる。ドームが揺れた。気がつけばステージの両サイドでは「BON JOVI ON THE STAGE 企画」で選ばれた幸運なファンたちがこぶしを振り上げている。近づくジョンの手に必死にタッチしている。

5.IN THESE ARMS(KEEP THE FAITH 1992)
 
ファンに熱烈に支持されている1曲。感激の涙を流した人も少なくないだろう。風邪気味ではないかと心配されていたリッチーだがすっかり元気だ。

6.BORN TO BE MY BABY(NEW JERSEY 1988)
 
足を開いて閉じるジャンプを繰り返すジョン、一緒に跳ねるファン。左右56mのステージをジョンが駆ける。ステージにはON THE STAGE企画のファンの中から、更に一人だけジョンに選ばれた女性がジョンとダンス。そしてキス!!

7.IT'S MY LIFE(CRUSH 2000)
 
アルバムCRUSHの1曲目。ジョンが早口でまくし立てる。「ボクの時計、壊れちゃったから3時間でも4時間でもやっちゃうぞ!」会場も大興奮。

8.JUST OLDER (CRUSH 2000)
 
再びジョンがギターを持つ。客席をゆっくりと見回して、力強く歌う。

9.WILD IS THE WIND(NEW JERSEY 1988)
 いくつもの大きな船の舵輪マークがドーム天井を回転する。リッチーのギタープレイが心に沁みる。

10.ALWAYS(CROSS ROAD 1994)
 待ってましたの1曲。これもファンの要望にBON JOVIが応えてくれた。まさに真骨頂。 うっとり聞き惚れる人、涙する人。

11.LAY YOUR HANDS ON ME(NEW JERSEY 1988)
 一転してファンも声の限りに歌う。メンバーも衣装換え、ジョンは黒のシャツから胸元がちらちら見えてセクシー。リッチーも黒と白のボーダーの帽子、ワイン色のジャケットに換えている。  1階スタンドのネット越しでもはっきり見えるくらい映像がきれい。作りこんだものを見せるのではなくメンバー4人を映し続けるのは、自分たちの姿を目に焼き付けてほしいという願いなのか。

12.SOMEDAY I'LL BE SATURDAY NIGHT(CROSS ROAD 1994)
 
「希望」を「土曜日の夜」にたとえたアコースティックな1曲。ニューヨークだろうか?街の様々なスケッチ的映像が、この歌は全ての人への応援歌だと感じさせる。

13.WILD IN THE STREETS (SLIPPERY WHEN WET 1986)
 白っぽいテンガロンハットをかぶったジョン。黒いシャツに良く似合う。手拍子の嵐。拍手拍手拍手、手がしびれる。

14.I'LL SLEEP WHEN I'M DEAD (〜DANCING IN THE STREET)
(KEEP THE FAITH 1992)
 
「みんな起きてるか?」ってもちろんバッチリ起きてる。ジョンは「野球の匂いがするな」とバッティングのポーズまでしてみせる。「帰ったらビーチに行って帽子を脱いで、シャツを脱いで、パンツも脱いじゃうよ!」なんて言われて、もう絶叫状態。

15.BAD MEDICINE(〜GLORIA?〜SHOUT)(NEW JERSEY 1988)
 ジョンが帽子を黒いマリン風ベレエにチェンジ。ステージ中央をグルグルグルグル歩き回る。身をかがめて、渾身の声でシャウト。

<アンコール>
16.SOMETHING TO BELIEVE IN (THESE DAYS 1995)
 ジョンは黒いシャツに、袖と裾が黒い切り替えになった白いジャケットで登場。リッチーも黒い帽子。

17.KEEP THE FAITH(KEEP THE FAITH 1992)
 2つのマラカスを右手で振りながらジョンが歌う。リッチーも上着を脱いでタトゥーを見せノリノリ。スクリーンの映像は20世紀のスポーツ、アーティスト、社会的出来事などが次々と映し出される。  ジョンがメンバーに抱き上げられる。メンバー全員がステージ中央でバンザーイ!

<アンコール>
18.NEXT 100 YEARS(CRUSH 2000)
 これまでと打って変わったライティング。ステージ全体を無数のイルミネーションが包み込んで、メンバーが浮かび上がる。黄色、ピンク…と光の色が変わっていく。スクリーンには映画のシーン?が。

19.WANTED DEAD OR ALIVE(SLIPPERY WHEN WET 1985)
 ギターの旋律が美しい。

20.BLOOD ON BLOOD(NEW JERSEY 1988)
 手拍子手拍子。再び中央に集まったメンバーがバンザーイ。手を広げてエレベータに乗り込もうとする。行ってしまう?これで終わり?戻ってきて!

21.TWIST AND SHOUT
 ジョンが両手を上げて手のひらを振る。踊り狂う5万人。


そして、メンバーはエレベータに乗ってしまった。
  BON JOVIの日本最後のワイルド・ナイトは、なんの大掛かりなスペクタクルも演出も特殊効果も無い、2時間半ひたすら聴かせる、そして歌わせるコンサートだった。 活動休止の噂も吹き飛ばす、BON JOVIというバンドの力強さを、ファンの熱さを、その絆を見せつけられた夜だった。
(エムサク)
2001年4月5日   動員数 50,000人
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