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イベントレポート

【TeNQイベント】「宇宙兄弟リアル」トークイベント<第2回>

概要

アポロ月面着陸 50 周年記念 TeNQ×宇宙兄弟スペシャル企画 『宇宙兄弟リアル』トークイベントの第2回目が、2019年11月30日(土)にTeNQにて開催されました。

2回目となる今回は、宇宙飛行士の訓練プログラムを制作した元JAXA宇宙飛行士・運用管制ユニット長の上垣内茂樹さんと、宇宙飛行士マネージャーの中山美佳さんをゲストにお迎えしました!

アポロ月面着陸 50 周年記念 TeNQ×宇宙兄弟スペシャル企画 『宇宙兄弟リアル』トークイベント

日程

2019年11月30日(土)

時間

第一部 13:30~15:00/第二部 16:30~18:00

タイトル

アポロ月面着陸50周年記念 TeNQ×宇宙兄弟スペシャル企画 『宇宙兄弟リアル』トークイベント【リアルの現場にはマンガと同じ感動があった】

登壇者

岡田さん/『宇宙兄弟リアル』(講談社)著者

上垣内茂樹さん/JAXA宇宙飛行士・運用管制ユニット長(2016年まで)

中山美佳さん/宇宙飛行士マネージャー

場所

TeNQ館内 イマジネーションエリア「眺めルーム」

主催

宇宙ミュージアムTeNQ

協力

コルク/講談社

会場の様子

今回も、前半後半合わせて合計約100名の方にご参加いただきました。

「宇宙兄弟リアル」著者の岡田茂さんが上垣内茂樹さんと中山美佳さんに公開インタビューを実施!

上垣内さんは宇宙一筋で、まさに日本の宇宙開発における「生き字引」のような方、中山さんは音大卒で途中から宇宙に興味を持って夢を叶えた方。今日は全く異なる経歴2人の異色のコラボです!というお話もありました。

上垣内さんは宇宙飛行士訓練のプログラムを制作した経験について、過去の写真を交えながら本格的なトークへ。長年に渡って有人宇宙開発の現場一筋に歩んできたからこその、リアリティと重みあるお話に会場は興味津々!メモを取っている方もいらっしゃいました。

中山さんは、命がけのミッションを遂行する宇宙飛行士のマネージャーとして、飛行士の一番近くで仕事をしているからこそわかること、飛行士の近くにいて感じることも交えながらのトークが進みます。

そしてお2人が受賞した賞の話へ。上垣内さんが受賞したのは「シルバー・スヌーピー・アワード」。受賞者に贈られる銀製のスヌーピーバッジをつけていると、NASAの宇宙飛行士は必ず「おめでとう!どのミッションで受賞したの?」と言ってくれるので、宇宙飛行士がいる場所にはつけていこうとしている…とのお話が。

中山さんは、NASAから表彰されたという「Group Achievement Award」の賞状を見せてくださりました。受賞したのは宇宙飛行士の「ファミリーサポート」に関する内容で、野口宇宙飛行士が推薦してくれたそう。さらにNASAでの表彰式に送り出してくれたのは当時の上司、上垣内さんだったとのこと。

「宇宙兄弟」のお話の中にも出てきますが、「ファミリーサポート」は宇宙飛行士ミッションにとって大変重要だということがわかりました。命がけのミッションに飛行士と一緒に挑むご家族を支えているのはJAXA職員の方々であることもわかり、また、打ち上げや帰還のときのお話で「自分の家族が宇宙に行くロケットに搭乗していることを想像してみてください。どんな気持ちになりますか?」という問いには会場全体が真剣に考えている様子が印象的でした。


講演を通して、中山さんと上垣内さんの信頼関係も垣間見られるような瞬間がありました。お2人とも、宇宙飛行士を近くで見ているからこその大きな「覚悟」も感じられました。

日々、信頼関係を構築しながらチームで仕事に取り組むという姿勢は「宇宙兄弟」に通ずるものがあるとも感じ、大変貴重で刺激的な時間となりました。

Q&A

「ファミリーサポート」について、以前書籍を読んだときに配偶者が対象外なことに疑問を感じたのですが、今はどうなっていますか。

(中山さん)今は、配偶者も対象になっています。アメリカでは配偶者ではなくても婚約者などでも対象になっています。家族のサポートをするということは、宇宙飛行士が最大限の力を発揮するために、その他の心配事をなくすという意味でも、とても重要なことだと思っています。

宇宙飛行士になりたいと思ったことはありますか?

(上垣内さん)あります。昔は、裸眼0.6ないと試験を受けることができなかったのでどうしても受けられなかったんですが、今の時代はレーシックで近眼を直せばOKになっている。昔この技術があれば、受けていたかもしれないですね。

宇宙飛行士は体調管理や食事のコントロールをしているのですか?

(中山さん)例えば、食事について栄養士に相談して指導をしてもらうこともあります。ただ、ここだけの話ですがそれを全て守っているかどうかはわかりません。飛行士の中には、野菜が苦手な人もいますし…。

「宇宙兄弟」に出てくるグリーンカードのようなものはありましたか?

(上垣内さん)グリーンカードはないですね。ただ、宇宙飛行士選抜のときにプレッシャーを与えたことはありました。例えば与えた課題の締切を急に2日早めたりとか…最終選考まで残っている10名は非常に優秀ですから、何もしないと差がつかないこともあります。プレッシャーを与えてどのような対応をするかを見ていました。

教育学部で学んでいます。何か子どもたちに伝えたいことはありますか?

(上垣内さん)宇宙に行きたいという思いは、イコール知らないものを知りたい、といういわゆる本能であるとも思います。向上心を持って、未来への投資をしてもらいたいですね。人間は、例えば日本人と話をするときは「○○地方出身です」と名乗ります。でも海外に行けば「日本人です」と言うでしょう。今後、民間の宇宙旅行などが進んで、今よりもっと簡単に宇宙へ行けることになれば・・・「私は地球人です」と皆が名乗り、よりチームワークが生まれるかもしれません。(中山さん)確かにそうですよね。若い方々、とくに子どもたちにはたくさんの映像を見せてあげたいとも思います。今はNASAのwebサイトでNASA TVというコンテンツがあり「今の地球」のライブ映像も見られる時代です。民間の宇宙旅行が出来る日が遠くないかもしれないですし、宇宙に行く予行練習としても見てもらいたいですね!

日本で初めて宇宙飛行士の訓練をプランニングした上垣内さん、そして現在7名の宇宙飛行士を近くでサポートする中山さん。お2人のトークショーを通して、宇宙飛行士だけでなくその後ろにいる「人」の存在に目を向けてみたい!と思う人も増えたはず。これからも、日本の有人宇宙開発に期待したいと思います!

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