東京ドームシティ公式サイト｜第17回東京国際キルトフェスティバル ―布と針と糸の祭典―

19世紀のアメリカを舞台に四姉妹の成長を描いた「若草物語」。出版から150年を記念して、日本の四大作家がその世界をキルトでつづります。長女のメグを鷲沢玲子さん、男の子のように活発なジョーをキャシー中島さん、物静かで淋しがり屋のベスを小関鈴子さん、画家としての才能を開花させる末っ子のエイミーを斉藤謠子さんが担当します。

1868年に出版された「若草物語」は、全世界の女性たちに愛読され、その後、数回にわたり映画化されました。四姉妹のそれぞれの生き方に共感する方も多かったのではないでしょうか。物語には、随所に手作りのキルトが登場します。暖炉の前でおしゃべりしながらキルトを縫うシーンも印象的でした。
そんな物語の思い出のシーンや四姉妹への思いを、14人の作家がキルトにつづります。

「若草物語」の原作者ルイザ・メイ・オルコットの記念館オーチャード・ハウス所蔵の手芸作品を展示します。記念館以外で展示されるのは、初めてのことです。

Used with permission from Louisa May Alcott’s Orchard House

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モラ（リバースアップリケ）の第一人者である中山富美子さんは、世界の少数民族が作る手芸作品の蒐集家でもあります。モラは、南米パナマのクナ族の手法で、原色の布を何枚も重ね、切り込みを入れて逆アップリケの手法で動物や自然を描いたものです。中山さんが描く壮大な宇宙や原始のジャングルなど生命力あふれるモラの世界を紹介します。

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命のエネルギーに満ちた森をテーマに、4人の作家がキルトで演出します。北欧に伝わる妖精トムテの四季。西インド洋に浮かぶ熱帯雨林の島マダガスカルのカメレオン。童話「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家。そして、森に棲む巨大な龍などが登場する楽しさいっぱいのコーナーです。

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あなたにとって“にっぽん”とは？
第一線で活躍する47人の作家が、私たちの心の中にある日本の姿をキルトでつづります。

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日本のキルトブームのさきがけとなった吉祥寺の「キルトハウス耶馬（やま）」（1976－2007）。2011年に亡くなった創業者の小野山タカ子さんは、当時、アメリカからキルト地を輸入し、海外作家を招聘するなど、日本のキルト文化の礎を築きました。
小野山タカ子さんが当時集めた1800年代のアンティークキルトを展示するほか、「耶馬（やま）」で講師の経験をもつキルト作家の黒羽志寿子さんや吉祥寺で活躍する手芸作家の下田直子さんの作品を展示します。